NZ人と国際結婚

~どたばたイギリス暮らし~

永住権申請への道 ~Life in the UK編~

1月18日、イギリスの永住権申請に必要な試験「Life in the UK」を受けてきました。

長くはなりますが、予約から試験対策、当日の流れや試験会場の様子などを記事にしたいと思います。

イギリスはロックダウン中で受験に行くのは心配もありましたが、コロナ対策もとられていましたのでその辺も記載したいと思います。

 

※内容は全て2021年1月現在の状況です。

料金やルールは御自身が受験される際の状況を必ず確認してください!

※全ての受験会場が同じ対応をするとは限りません!あくまでもこの記事内容は1人の体験談として参考にして下さい! 

 

Life in the UKテストとは?

イギリスの永住権や市民権申請時に必須のテストです。出身国問わず18歳以上65歳以下の申請希望者はLife in the UKの合格証書の提出が必要とのこと。

テストは公式テキスト内からイギリス(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)に関する歴史、政治、アート、スポーツ、常識問題等幅広い範囲の中から24問出題され18問以上(75%以上)正解で合格。試験時間は45分です。

 

 

Life in the UKの予約方法

こちらのサイトよりログイン登録後、希望の試験会場と日時を選択し予約&決済します。試験費用は1人£50でした。

 

我が家はNZ人の主人と日本人の私2人ともイギリスでは外国人なので受験が必要です。

私か主人のどちらかは車の中で子供の面倒をみながら待機するために1時間ずらして受験できる会場を探しました。

運良く自宅から車で30分程で行ける会場で、1月18日の夕方16時と17時で受験可能でしたので、そこで予約することにしました。「あとはボクが予約と決済しておくよ」と主人が言うので任せたのですが、これが試験当日大変なことに・・・。

 

試験対策

夫婦で全く危機感がなく、気づいたときには全部急いでやらなくてはいけない状態だった我が家💦

いや、実際には、焦っていたのは勉強嫌いの私だけ"(-""-)"

予約はしたものの試験まで約3週間しかなく、動き回る子供達が起きてる時間帯はほぼ勉強できないので、空き時間で効率良く勉強しなくてはいけません。

最初はテキストを読んで、ネットの練習問題解いてとやっていたのですが、英語が上手くない私が政治や改革名等の知らない英単語だらけのテキストを理解しながら読み進めるのはすっごく時間がかかる😫!!

と言うことで、私は練習問題を可能な限り解きまくって、間違えた問題や気になる問題を調べながら覚えていく方法にしました。

 

有料公式アプリもダウンロードしましたが、問題が簡単なものが多く、あまり応用もきかないように感じ、口コミの良いこの2つのサイトを中心に勉強しました。

 

24問中20問はこのEXAMS1~16から出ると巷で噂のサイト。私も主人も主にこのサイトを使って勉強しました。

TESTS40問とEXAMS16問あり無料です。

lifeintheuktestweb.co.uk 

もうひとつはこちら。こちらのPractice Tests9問までは登録不要で利用できます。

lifeintheuktest.uk 

言い回しを変えた問題文や答え、いじわるな問題や難しい問題に慣れる為にも、いくつかの練習問題サイトにチャレンジした方が良いです。

勉強をスタートしてもしばらくは合格には程遠い回答率しか取れず、合格なんてできる自信が全く持てませんでした。でも毎晩練習問題を解きまくって、意味調べまくっていたら回答率も徐々に上がりはじめ、試験直前はどの練習問題も90%~100%の回答率がとれるようになりました。

 

リマインダーメール

試験日2日前にリマインダーメールが届きます。

日時、試験会場、当日の持ち物をチェック!

私はBRPカード(生体認証情報を含むカード型滞在許可証)を申し込み時のIDにしたので、当日は必ずこれを持ってくるようにと記載されていました。

受験者の中には申請時に登録したIDの他に、自宅住所に自分の名前で届いた公共料金や役所、銀行等からの手紙も必要だったとの経験談もあり、ないと試験をうけさせてもらえなかったとのことだったので念のため色々余分に用意しました。

 

試験当日

試験の申し込みをした主人が「ボクは16時から、キミは17時からの試験」と申し込み後から何度も言っていたので何の疑いも持たず、その通りに行動した我が家。

試験開始30分前に来てくださいとリマインダーメールに記載があったので、先に試験を受ける主人の試験開始30分前に着きたかったのに結局15時40分頃に到着。

30分程で主人が帰ってきて、今度は私の番。

一斉開始じゃなくて、行った人から受けれたから早く行っても大丈夫だよとのこと。

え?そうなの?受験者が少ないから融通がきくのか、元々がこうなのかは不明。

そういうことならば、いざ出陣!!

 

直前にまさかの問題発生!

会場はビル6階だったのですが、1階のオートロックドアの所に男性が1人いて、中に入れてくれて名前と試験時間の確認。

エレベーターどこかな?緊張するな~なんて呑気に考えてたら、

「17時にキミの名前ないよ」と考えもしていなかったことを言われる。

「えーーーーーーΣ(⊙ө⊙*)!!」

その男性が早い時間に遡って探してくれたら、なんと私の試験予約時間14時!!!!

終わった。完全にやっちまった。。。

受けて落ちるならまだしも、会場にも踏み入れず散るんかいっ!とマジで焦りはじめる私😱

そんなことはない!とリマインダーメール再度チェックしたら、


f:id:nzYamagata:20210120065118j:image

 

なんと本当に予約時間14時でしたΣ(ŎдŎ|||)ノノギャーーーーーー!!

何でちゃんと時間確認しなかったんだ!私の大バカやろうーーーー!!!

そして、夫!!何がキミの試験は17時だよ!自分が悪いのは十分承知なんだけど責任転換もしたくなるだろーーー!!

 

入口の男性にも「また£50払って予約取り直しかもね」と言われるし、そりゃそうだとまじで泣きそうになる私。

「でももしかしたら何とかなるかもしれないから、行くだけ行ってみなよ!」と男性に励まされながらエレベーターを案内される。

 

6階の会場はそんなに大きくない会議室のような部屋が3つ。1つはロッカーや椅子がある待合室に使われていて、もう1つはセキュリティーチェックやIDチェックを受ける部屋、もう1つは車の免許センターの学科試験受ける教室のようにパソコンが並んでいる試験会場。

 

待合室には誰もおらず、試験を受けてる人が2人。私に気付いた試験監督官らしい穏和なウィスパーボイスの黒人男性が「受験者ですか?」と聞いてきたので、「そうなのですが、時間を誤認識しており、無理は承知で来てみたのですが受験できますか?」と聞いてみたら、

 

何と笑顔で「問題ないですよ😊」との返答に逆にビックリ😳。

この人天使かな?と本気で思った瞬間。

こちらは嫌な顔されたり、多少罵られても受け止める覚悟でしたが、そんなの一切なし!

まだ今年始まったばっかりだけど、今年の運、間違いなく使いきったな私。

 

会場内では

何はともあれ受験させてもらえることになったので、試験までの流れ。

まずは携帯の電源オフを最初に指示される。その後、壁に張ってある注意事項を読むように言われ、読み終わったらセキュリティーを受けるように言われる。

 

セキュリティーの部屋に入るとスタッフが1人いて、マンツーマンでセキュリティーチェックは行われました。リマインダーメールに記載されていたID確認用持ち物BRPカードの提出だけを求められ、それ以外の書類確認はありませんでした。

名前と誕生日の確認、マスクを外して顔写真を撮り、全身金属探知機チェック、携帯を電源オフにしたかしっかり画面確認。問題なければIDに書かれているサインと同じサインを書類にしてセキュリティー終了。

IDカード以外の荷物は全てロッカーに入れて、今度は天使試験管にもIDカード、名前と誕生日を確認され試験を受けるパソコンに案内される。

 

試験

パソコン上には既に練習問題が出ており、4問の練習問題があることの説明。ここで進み方やクリック等の確認。練習問題後に試験開始。

45分で24問の問題。答えは4択、2択からの選択。

45分ってかなり余裕があるので、あせる必要は全くないです。イージーミスがないか再度問題を全て見直しても全然時間が余りました。

試験が終われば自分で「試験完了」ボタンをクリックして、その後この試験や会場スタッフに関するアンケートに答えて(もちろん私は全て一番上の「素晴らしく満足」を選択!!)終了。

終わった人から帰宅できます。

試験結果はメールで当日中に連絡がきます。

ウィスパーボイスの天使試験管に再度お礼をして、会場を後にしました。

1階の入口の男性にも無事受験できたよ!と伝え、「おー!よかったね!」なんてことからちょっと立ち話して車に戻りました。

 

試験会場のコロナ対策

まず6階の試験会場入口にハンド除菌ジェルがあり、入った後に開口一番聞かれたのは「除菌しましたか?」でした。

会場内はマスク装着が義務付けられていて、セキュリティーの顔写真撮影時と試験ルーム入室時の本人確認の時の2回マスクを外しました。

他の受験者数人を見ることはあっても接することはありません。スタッフと必要最低限不可欠な会話を距離をとってするだけです。ソーシャルディスタンスは滞在中完全に取れていました。

試験パソコンは1人終れば椅子も含めて除菌スプレーを使い拭き掃除されていて、他の受験者とはできる限り席を離して着席させていました。

エレベーターは1人乗車のみと張り紙がされ、エレベーター内にもハンドジェルが用意されていました。

お手洗いは使用可能で、ハンドソープもきちんと補充されていました。

 

試験結果

車に着いたら主人に「もう試験結果の連絡きたよ!」とメール画面を見せられました。

結果は無事合格!!!🎊


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やったー😆🎶これで勉強から解放されて、ゆっくり寝れるぞー!!

めでたく主人も合格したので、目標通り何とか夫婦揃って一発合格することができました( ≧∀≦)ノ

あーよかった❤

試験も受けれたし合格もしたんで、予約時間14時だった事件は帰りの車で笑い話で終わりました😅

 

ちなみに、Passの上にあるYour Referenceに記載されている長い文字列がビザ申請時にテスト合格済みだよと証明するために必要とのこと。

以前は発行されていたのかもですが、今は合格証書発行してないみたいです。

 

気になる試験問題

口コミには本番は簡単だから大丈夫!なんて書き込まれていましたが、

ぶっちゃけスタート後、いきなり数問は難しくて焦りました笑

進むにつれて徐々に問題が簡単になっていきました。

夫も同じく最初難しく感じたとのこと。

二人でどんな問題でたか話しましたが、その都度ランダムに問題は選ばれているようで違う問題がでていました。夫は歴代の王についてなど歴史問題が多かったようですが、私は近代の問題や常識問題が多かった印象です。

 

参考程度に私が覚えてる試験問題は

  • マーガレット・サッチャーは何をしたことで有名か?(イギリスの女性初大統領)
  • 水仙はどの国の国花か?(ウェールズ)
  • ルイス・ハミルトンは何の競技選手か?(F1)
  • St.David dayは何月何日か?(3月1日)

あと1833年奴隷廃止法や刑事裁判制度についての問題もありました。

逆に出るかなと思っていたヘンリー8世関連の問題やイギリスの人口推移の問題は私の試験には出ませんでした。

 

勉強開始当初は、

スコットランドにスキー場は何ヵ所あるか?(5カ所)

ヨーロッパで一番長いリフトを持つスキー場はどこにあるか?(スコットランド、エジンバラ近く)

・・・知らんっちゅーねん( ̄∇ ̄;)

てゆーか、これ住む上で絶対必要な知識か?!

と1人毒を吐きながら勉強していたのが懐かしい笑

 

まとめ

英語不得意、イギリスの歴史興味なし、勉強嫌いの私でも3週間毎日数時間の勉強で合格できましたので、勉強すれば皆様必ず合格できます👍

テキストはなくてもサイトで勉強できますが、時間に余裕があると結構楽しく読めると思います。実際私はこのテキストを読んで色々な歴史的建築物や場所、歴史人物に興味を持ちました。コロナが落ち着いたらぜひ訪れてみたいと思います!

 

最後までお読みくださりありがとうございましたm(__)m

これから受験予定の皆様の少しでもお役に立てれば嬉しいです(^^♪

 

 

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