永住権申請への道~B1 GESE Grade 5 SELT test編~
2021年1月23日の土曜日、ロックダウン中にイギリスの永住権申請に必要な英会話試験の1つであるB1 GESE Grade 5 SELT testを受けてきました。
今回は予約から試験準備、試験会場や試験の詳細を記事にしたいと思います。
※ここに記載している内容は全て2021年1月の状況です。この試験含めビザ申請関連は変更点も多いのでご自身でも必ずお調べになり、申請時期の最新情報を必ずご確認下さい。
B1 GESE Grade 5 SELT testとは?
イギリスの永住権申請をする際に英語力を証明する必要があるのですが、ビザHPによるといくつか証明する方法があります。
- an English qualification at B1, B2, C1, or C2 level
- a degree taught or researched in English
と記載あり。
2年以内に対象のテストに合格済みであったり、留学等されて英語圏の学校を卒業していれば卒業証書などでよいのでしょうが、私はどちらも経験ございませんので今回テストを受けるしかありません。
永住権申請に必要なテストはこれによるとB1テストとのこと。
B1の英会話テストにも、他の受験者とペアを組んで会話をするタイプ、先生とマンツーマンで会話をするタイプがありました。
私は初対面の他の受験者と組んで発音が聞きにくかったり、会話が噛み合わなかったりするのも嫌だなと思ったので、試験官とマンツーマンで10分会話して終わるTRINITY COLLEGEのB1テストにしました。
予約方法
どの試験にするか決めたらさっそくここから予約!
試験費用はなんと£150(1月28日£→円換算調べ21,476円)!!たかっーー!!〣( ºΔº )〣
私の希望は夫に子守りを頼める週末。
どこの会場に行くにしても車で1時間以上かかる場所ばかりだったので、それならと選択肢の多いロンドンで自宅からはそれでも一番近いハマースミス試験会場にしました。
時間選択は午前、午後、何時でも可能の3択しかありません。予約完了後、時間の詳細はメールできました。
私は午後を選択したのですが、12:09分集合12:39分から試験開始と、なぜあと1分遅らせられないのだ?!と突っ込みたくなる何とも半端な時間指定メールがきました。
試験対策とトピック選び
まずは試験のサンプル動画をみてみました。
このテストは自分でテーマを決め5つのトピックを選び、そのなかから3トピック、学校側で用意しているトピックのなかから2つの計5トピックについて試験官と話します。質問に答えるだけでなく、受験者からも試験官にいくつか質問しなければいけません。
何を選んでもよいとのことなので、とにかく私は自分が答えやすくて、ふられても色々な返答がしやすい簡単なトピックにしようと思いました。合格することが目的なので、あえてチャレンジしたり、自分の首を絞めるような面倒くさいトピックは絶対に選ばんぞ😤とだけ心に決めていました笑
結局私は「私の家族」にタイトルを決め、選んだトピックに関して答えを予想して書き出したりしてみました。
私は英語力に自信がないので主人にも試験のサンプル動画をみてもらい、試験官になってもらって何度か練習もしました。
可能であれば練習オススメです。自分では予想もしなかった質問をされたり、頭では簡単だと思っていた返答も実は説明するのが難しいトピックだと気付いたりするからです。
自分の選んだトピックは指定の「トピックフォーム」に記入し、試験当日持参します。
☝試験対策用のテキストも販売されています
試験当日
ハマースミス試験会場は近辺が住宅街だったので、徒歩数分の距離に無料で路上駐車できるのは助かりました。
12:09集合でしたが、Life in the UKでの時間勘違いのトラウマを引きずっており11:45分頃に着いてしまいました笑
中に入ると受付の男性に「ちょっと早いけど大丈夫ですよ😊」と言われたので、そのまま受付してもらいました。
試験申し込み時に選択したIDを見せながら本人確認と、トピックフォームの確認。
次に、お手洗いは1度外に出なければ行けないので必要なら今のうちに行ってきてくださいとのこと。(総合商業施設の一角が試験会場であるトリニティカレッジなのですが、カレッジ内のトイレはコロナ対策で受験者利用不可にしているのだと思います。なのでお手洗いが必要な場合は建物の正面玄関テレビ横にあるお手洗いが利用可能でした。)
案内係のスタッフが迎えにくるまで、この椅子に座ってお待ちくださいとコロナ対策で椅子も指定されました。
私の指定された椅子が受付男性の前だったからだとおもいますが、この人が結構おしゃべりな人で、色々話しかけてきたので何か世間話してるうちに緊張もほぐれてきて、そこにちょうど案内係スタッフが迎えにきたのでおしゃべり終了。
案内係スタッフにIDとトピック用紙以外はコインロッカーにいれるように指示され、携帯も完全に電源オフにするようにとのこと。
ポケットの中に何も入っていないか、うでまくりして何も持っていないかなど確認され別室へ案内される。
ここではマスクを外して写真撮影と数字を1~10まで2回言って音声録音。
試験の受け方などの説明を受ける。コロナの為、対面ではなくタブレットを使ったオンラインでの試験であること。部屋に入ったら画面上に試験官はいるので、そのまま試験スタートで試験が終わったらどこも触らず部屋から出てくださいとのこと。
説明を受けしばらく待っていると案内係スタッフが迎えに来て試験を受ける部屋に案内され、部屋に入る前に再度マスクを外して案内係スタッフにもID確認され、タブレットの前に着席。
試験
私の試験官は年配の話しやすそうなニコニコした女性👩🦳。
私がブルーのタートルネックのニットを着ていたので「あら暖かそうなニットね!私その色好きだわ!」なんて感じからスタート。
選んだ5つのトピックを口頭で言い、試験官がそれをメモして質問が始まりました。
「日本人とNZ人の夫婦がどちらの母国でもないイギリスに住んでいるのね!面白いわね」と言うので、まさかの馴れ初めから遥々イギリスにくることになった経緯を簡単に説明💦
「私、小さい子供が大好きなのよ!二人小さいお子さんがいるようだけど最近はどんなことしているの?」
長女と次女がそれぞれ好きな遊びや、好きなこと。2才の次女がどこでも開けよう&登ろうとするので困っていると答えました。
特に長女は最近工作が好きで毎日何かしら作っているので、その話はしやすかったです。
3つめの質問は「日本とNZにいる家族は大家族かどうか」
日本の家族は両親と妹二人で、実家には両親だけ。妹達はそれぞれ独立して両親とは一緒に住んでいないと答えると「あら兄妹はそれだけなの?」と言われたので「あなたは大家族なのですか?兄妹は何人いるんですか?」と試験官に質問したら「大家族よ!兄、弟、姉がいて6人兄妹なの」と言われ想像以上に多くてビックリ!👀
その後NZの家族の説明もして「NZや日本へはどれぐらいのペースで帰っているの?」なんて聞かれ、イギリスに来てからNZには帰れていないが、日本には妊娠時以外は毎年一時帰国していた。去年も数年ぶりに日本へ帰国予定だったがコロナでキャンセルになりとても残念だと返答。
「では次に私からのトピックについて話しましょう」と言われ試験官からのトピックへ。
「私からはスペシャルオケージョンについて質問するわね。3月にお誕生日のようだけど何か計画しているの?」とのこと。
私の誕生日はまだ何も計画していないが、実は長女と主人が同じ誕生日で、もうすぐ誕生日なので今はこの二人の誕生日に何を作ろうか何をしようか、プレゼントやケーキはどうしようか考えている所ですと返答。
もう一つのトピックは「最近始めたこと、または始めたいと思っていること」
Life in the UKの試験を受けたばかりだったので、ここ1ヶ月程イギリスについて勉強をしていたと答えたら、「どの勉強が一番大変だった?」なんて質問がきて、歴史が苦手で人物名や年表を覚えるのに苦労したと答えたら「イギリス人でも覚えてる人そんなにいないわよ」と笑われ、この先も勉強続けるのかどうか質問される。
もう勉強はしないけど、今回勉強したことでイギリスの歴史に興味を持ったので勉強してよかったと思うと返答。
私も試験官に最近始めたことはあるか質問してみたら、最初のロックダウン中の去年4月からZOOMを使ったオンライン飲み会を始めたと何とも今時な返答。何人ぐらいでしてるのか聞いたら、多い時は40人ぐらいと言われ会議並みの多さにビックリ!収集つくんかそのオンライン飲み会?これがイギリス流なのか?なんて考えてました笑
こんな感じで終始和やかに笑いありで楽しくイギリスのご婦人と日常会話をして終わった感じです。
試験終了後はまた案内係スタッフが荷物を預けてるコインロッカーまで案内してくれて、
そこで明日にメールで合否連絡があり、合格なら一週間程で郵送にて合格証書が届くと説明してくれました。案内係スタッフ&最初に話した受付男性に挨拶して終了。
待ち時間含め試験会場滞在時間1時間程でした。
試験会場のコロナ対策
まず入口に入ったらハンドジェルで除菌するよう指示され、待っている間に座る椅子はどこの部屋でも指定され他の受験者とはかなり距離がありました。他の受験者も同じ時間帯で5人程みかけましたが至近距離で接することはありませんでした。
会場内はマスク着用で、顔写真を撮る時、IDで本人確認をする時、試験を受ける時に外すよう指示されました。スタッフとはマスク&とアクリル板越し、又はかなり距離をとっての会話でした。試験官とはタブレット越しの会話です。
いたるところにハンドジェルが用意されスタッフからも何か一つ動作するごとにハンドジェルを使うよう指示がありました。
合否連絡
翌日午前9時までにメールくるはずが待てど暮らせどこない・・・。
いよいよ不安になり始めた夕方に、合否連絡は翌日になるとメールが届きました。
土曜日に試験で、結局二日後の月曜日お昼ぐらいにメールが届きました。
既にタイトルに「Your provisional result - You have passed (合格です)」とあり、なんかメールを開くお楽しみがとられたちゃった感じ"(-""-)"
まぁ何はともあれ試験に合格できました(;^ω^)よかったよかった♬
まとめ
試験の流れをつかむためにもサンプル動画はみた方が良いと思います。
私のように英語に不安があったり緊張しやすい方はネイティブのご家族や友人にお願いして模擬試験をしてもらうのもオススメです!
難しいことは聞かれず、半分以上は自分の選んだトピックについてお話しするので、ある程度日常会話ができるのであれば、この試験は合格できると思います。
1回で聞き取れなくても、もう一度質問お願いしますと言えばゆっくりもう一度言ってくれましたので聞き返しても大丈夫です。
試験会場のスタッフはみんなフレンドリーでニコニコしている人ばかりでした。めっちゃシリアスな感じで「無駄話一切不可!」みたいな場所だといらぬ緊張するので私は助かりました(;^ω^)
合格証書が届いたらいよいよ永住権申請です!この一番面倒な書類作成手続きは主人の仕事なので、私のやるべきことはとりあえず終了です笑(もちろんブログにはまた手続き方法アップします)
私の経験が今後この試験を受ける方々のお役に少しでも立てば嬉しいです!
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